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夏目甕麿の記念碑建立へ 湖西で顕彰祭(中日新聞・2019/05/08)

🟢江戸時代の国学者、夏目甕麿

郷土博士

静岡県

夏目甕麿の記念碑建立へ 湖西で顕彰祭(中日新聞・2019/05/08)

湖西市白須賀出身の江戸時代後期の国学者、夏目甕麿(みかまろ)(一七七三~一八二二年)の功績をたたえる顕彰祭が五日、地元の礼雲寺で営まれた。

甕麿は本居宣長の門人として国学を究め、天皇の陵墓を図で示した「皇陵図」をまとめたことなどで知られる。顕彰祭は、地元有志らでつくる顕彰会が命日にあたる五月五日に毎年開いている。百九十八回忌にあたるこの日は約七十人が参列し、僧侶による読経の後、順に焼香をした。

甕麿が測量を手伝ったとされる伊能忠敬が、日本地図作製のために白須賀を訪れた歴史があり、顕彰会は測量地点を示す記念碑を今年中に建立することを参列者に説明した。
夏目常磐会長(77)は「忠敬との出会いは、甕麿の国学に大きな影響を与えたと思う。二人の出会いの地に記念碑を建て、後世に伝えたい」と話した。

顕彰祭後は、浜松西高校の松井秀明教諭による「東海道を行き交う人々~甕麿国学のバックグラウンド」と題した講話もあった。

橘逸勢と夏目甕麿の研究 [単行

夏目 隆文

新葉社

1995-10-01

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