
中村天風(なかむら てんぷう)・伝説的な福岡の偉人
🟢心を積極的観念で満たし、人生を正しく明るく生きることを説いた哲人

福岡県

こちらのコンテンツは【偉人録】郷土の偉人にて2006年3月29日に掲載された記事の引用です
東京王子生まれ。福岡ゆかりの偉人、哲人。
1876(明治9)年7月30日-1968(昭和43)年12月1日 92歳
祖父は旧柳川藩主。
小学校を卒業すると、修猷館中学(現修猷館高校)に入学させられる。修猷館を退学後、頭山満の玄洋社に預けられる。
CD「積極性と人生」

明治35年頃、参謀本部諜報部員として、旧満州に派遣され、軍事探偵として活躍。帰国後、30歳で奔馬性肺結核にかかり、死の恐怖に襲われる。救いを求めて、欧米を巡るが回復せず、日本で死のうと帰国途上でヨガの聖者カリアッパ師に奇遇、ヒマラヤの奥地に導かれ修行。
帰国後東京実業貯蔵銀行頭取として活躍していたが、大正8年(43歳)のとき感じるところあって、社会的地位、財産を放棄し、辻説法をはじめる。その波瀾の半生から得た、人生成功の哲学は、触れるものたちを魅了。東郷平八郎、原敬、ロックフェラー3世、松下幸之助、・・・などの各界著名人も「生涯の師」として心服した。昭和43年天風死後も天風門人となる者が後を絶たない。

近年、大きな注目を集めたのは、中村天風の名著『運命を拓く』を、あの大谷選手も愛読していたのだと話題になったからです。
【哲人・中村天風の言葉】
『人生は心一つの置き所』
『どこまでもまず人間をつくれ』
『心の態度が積極的になると、不可能だと思われたことも可能にする』
(C)【歴史キング】×【偉人録】郷土の偉人】

(講談社文庫 な 52-1) 文庫 – 1998/6/12

もはや名著。天風に影響を受けた「経営の神様」松下幸之助さんの大ベストセラーが「道をひらく」なら、天風は「運命を拓く」。
昔から評価が高い本ですが、近年、強烈にスポットライトが当たったのは、やはり最強メジャーリーガー、日本の誇り・大谷翔平選手の影響と言えるでしょう。大谷選手が海を渡る前の高校生の時から、熟読していたと話題となったこの本には、大切なマインドを形成するエッセンスが詰まっています。
大谷選手や、松下幸之助さんの他にも、東郷平八郎、原敬、北村西望、宇野千代、双葉山、稲盛和夫、広岡達朗らが、愛読して、多大な影響を受けたと言われています。
もう、この本は「読む」の一択ですね。
