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【番外編】四谷怪談の舞台に実在したパワースポット|於岩稲荷田宮神社【新宿・スピリチュアル巡礼】

🟤怪談を超えた 真実の祈り場

四谷怪談の舞台に実在したパワースポット
於岩稲荷田宮神社(東京都新宿区)

江戸時代後期の歌舞伎脚本作者、四代目鶴屋南北が書いた『東海道四谷怪談』は、四谷左門町の浪人・伊右衛門が不義をしたうえにお岩を毒殺し、その亡霊に報復されるという物語。文政8年(1825年)に上演され江戸っ子に大ウケしますが、主人公の於岩は、幕府の御家人・田宮又左衛門の娘で、養子を迎えて貞淑な妻として代々家に伝わる稲荷を信仰していた実在の人物です。この於岩にあやかろうと、於岩稲荷の信仰が盛んになったといわれています。

境内にある秦山木の下にお岩様縁の祠があったと伝えられています。薬師堂の棟札には宝暦七年と記されており、堂内にはお岩様の立像が奉祀されています。

社地は歌舞伎俳優初代市川左団次の所有地であったと伝えられることから、花柳界や歌舞伎関係者などの参詣で賑わい、芸能、厄除け、縁談の信仰を集めています。また境内にはお岩様由縁の井戸があります。

道路を挟んで反対側にも、お岩さんを祀る「於岩稲荷陽運寺」があります。お岩さんは1636年没、於岩稲荷陽運寺の薬師堂建立が1757年、そして、『東海道四谷怪談』上演は1825年です。

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

🟤ご紹介した巨大クスノキのある場所

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(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania

鳥居を抜けて神社の境内に入ると、そこに御神木があった。 全国各地に鎮座する神社の数は、約88,000社以上と言われています。神社の数だけ「御神木」が存在するといっても過言ではないでしょう。 各地に鎮座する、神の宿る「御神木」、その中には、強烈なパワーを感じる樹木や、息を呑むような巨大な樹木が存在しています。 樹齢数百年から、古いものでは、千年、二千年という「御神木」も珍しくありません。 「御神木」には「御神木」となった理由があります。そんな「神の宿り木」となった「御神木」の数々をご紹介します。

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