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埼玉県随一の大スギ【萩日吉神社】男スギ×女スギの御神木

🟤【埼玉随一】子宝信仰の児持杉

推定樹齢800年【児持スギ】
萩日吉神社(埼玉県ときがわ町)

欽明天皇の御代(4世紀)、蘇我稲目により「萩明神」として創建され、のちに日吉大社勧請から萩日吉山王宮へ改称。 鎌倉時代に土着した木曽義仲の家臣団によって流鏑馬が奉納され、現在の流鏑馬神事の起源とされます。

一之鳥居を潜る右手にそびえるスギの巨木二柱が御神木です。点前が男杉、それより幹が一回り太く幹が24本に分かれているのが女杉です。雄雌の大スギの寄り添う様が仲睦まじい夫婦の象徴として信仰され、そのため2本まとめて注連縄が掛けられた「一対の御神木」とされています。また二柱から芽吹く多くの枝は、古くから子だくさんの吉祥としての信仰を集めて来ました。仲を取り持つように二柱の間に小さな祠があります。

雄雌の二柱ともに空に向かってまっすぐ伸びて、今もたくさんの枝葉が風にそよぎます。重厚かつ新鮮で、700年の歴史の神秘を感じさせる県内随一の大スギです。

樹高:男スギ40m、女スギ40m
幹周:男スギ6.6m、女スギ8.6m

<現地説明文>

児持杉
 町指定天然記念物

男杉と女杉があり男杉の根回り六.四七米で三本に幹が分れている
女杉は根回り八.八九米あり二十四本に分れている。
二本とも樹高が約四十米あり樹令はおよそ八百年位といわれる
なおこの杉は古来より二樹を祈念する時は幼児を授けられるとの伝説あり、遠近男女の信仰があつい。

昭和五十六年四月一日
 ときがわ町教育委員会

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

🟤ご紹介した御神木(大スギ)のある場所

Information

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日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く / 本田不二雄 (著)

単行本 – 2022/10/27

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(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania

鳥居を抜けて神社の境内に入ると、そこに御神木があった。 全国各地に鎮座する神社の数は、約88,000社以上と言われています。神社の数だけ「御神木」が存在するといっても過言ではないでしょう。 各地に鎮座する、神の宿る「御神木」、その中には、強烈なパワーを感じる樹木や、息を呑むような巨大な樹木が存在しています。 樹齢数百年から、古いものでは、千年、二千年という「御神木」も珍しくありません。 「御神木」には「御神木」となった理由があります。そんな「神の宿り木」となった「御神木」の数々をご紹介します。

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