
【樹齢1000年の神域】広島最大級のスギ巨樹群|熊野神社・老杉群に神が宿る
🟤神が眠る山│樹齢1000年の杉│広島最大のスギ巨樹群
推定樹齢1000年
【熊野神社の老杉群】
広島県庄原市
広島県庄原市・西城町熊野。
比婆山南部のこの地に、訪れた者を圧倒する“神域”が存在します。
それが――熊野神社の老杉群(ろうすぎぐん)。
境内には、スギの巨樹が100本以上立ち並び、
そのうち11本が広島県天然記念物に指定されています。
最大の杉は胸高幹囲8.3m、推定樹齢は1000年を超え、
さらに4m超の巨杉が55本、広島県ランキングでも堂々の2〜4位を占める規模を誇ります。
この“空を突き刺すような社叢”は、まさに古代の信仰そのもの。
スギは神が宿る神籬(ひもろぎ)とされ、
その霊木群は南北朝時代の修験者の聖地、江戸時代末には『古事記』に記された比婆山の遙拝所として、
人々の篤い信仰を集めてきました。
中でも、二股に分かれた県内第二の巨樹は「天狗の休み木」と名づけられ、
まるで神話世界の入口に立ったような神秘的な空気をまといます。
静寂に包まれた神域、天に向かってそびえ立つ霊木たち。
“神が眠る山”比婆山の気配を、映像で感じてください。
🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より
🟤ご紹介したスギ巨樹群のある場所

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