
パワースポット|大麻比古神社の御神木【徳島・阿波一宮の千年楠】
🟤阿波一宮 千年神樹
推定樹齢1000年以上の御神木
【クスノキ】
『大麻比古神社』(徳島県鳴門市)
徳島県鳴門市に鎮座する「大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)」は、阿波国一宮として知られ、格式・信仰ともに徳島県内随一を誇る由緒ある神社です。主祭神は阿波忌部氏の祖神・大麻比古大神、配祀神には猿田彦大神が祀られ、農業・産業の守護神、交通安全・厄除けの神としても崇敬を集めてきました。境内は県立自然公園にも指定されており、四国八十八ヶ所霊場第一番札所・霊山寺の参拝者や観光客で賑わいます。
この神社の象徴とも言えるのが、御神木として大切に守られてきた「大麻比古神社のクスノキ」。鳴門市最大のクスノキであり、推定樹齢は千年以上。幹周は8.3メートル、高さ22メートルを誇る堂々たる巨樹です。幹の一部は空洞化しながらも旺盛な樹勢を保ち、南北に26メートル以上枝を伸ばして境内を覆う姿には、自然の力強さと神威を感じずにはいられません。しめ縄が張られた主幹は石柱に囲われ、今も信仰の対象として篤く敬われています。
また、境内には第一次世界大戦のドイツ兵捕虜が建設した「ドイツ橋」もあり、歴史と文化が交差する空間としても注目されています。神話と伝承が息づくこの地で、神木の前に立つことで、古より続く祈りと自然の神秘に触れる特別な時間を体感できます。
【所在地】徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
【アクセス】JR高徳線「板東駅」から徒歩約20分/高松道「板野IC」より車で約10分(駐車場あり)
🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より
🟤ご紹介した御神木(千年楠)のある場所

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