
【千本イチョウ】平安の神域に立つ御神木|千葉・葛飾八幡宮のパワースポット
🟤平安時代から息づく千本イチョウ
推定樹齢1200年【千本イチョウ】
葛飾八幡宮(千葉県市川市)
下総国総鎮守・葛飾八幡宮にそびえ立つ、圧倒的な存在感を放つ巨木。
多数の樹幹が寄り集まり、根本から一本の大樹が伸びているように見えることから、「千本公孫樹(せんぼんいちょう)」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
推定樹齢は1200年以上。
平安時代からこの地に根を張り、悠久の時を超えて生き続けてきた、まさに生きた歴史そのものです。
その荘厳な姿は、江戸時代の名所図会にも描かれており、古くから多くの人々に畏敬の念を抱かれてきました。
樹高約23メートル、根元の周囲約10.2メートル、目通り幹囲は約10.8メートルで、根元よりも上部のほうが太いことが特徴です。
幾重にも重なる枝葉が織りなす圧倒的なボリュームは、まさに「千本」という名にふさわしい迫力です。
この千本イチョウの前に立ち、1200年の歴史が宿るそのエネルギーを肌で感じてみてください。
その雄大な姿は、訪れる人々に深い感動と安らぎを与えてくれることでしょう。
【所在地】
千葉県市川市八幡4-2-1
下総国総鎮守 葛飾八幡宮
🚃【アクセス】
・JR総武線「本八幡駅」北口より徒歩約10分
・京成本線「京成八幡駅」より徒歩約5分
🅿️無料駐車場あり(約10台)
<現地説明文>
国指定天然記念物 千本公孫樹
千本公孫樹は、葛飾八幡宮の御神木として代々大切に保護されたきた樹木で、推定樹齢は1200年を超えると言われています。かつての落雷によって地上6mほどの高さで幹 折れましたが、その後、その周囲から伸びた多くのひこばえ(萌芽)が成長したことで、今のような樹形になったと言い伝えられています。千本公孫樹の名も、多数の幹が寄り集り、まるで一本の大樹が根元から伸びているよう に見えることに由来します。根回り10.2m、目通り(人間の目の高さ)10.8m(※文化財指定時の記録)で、根回りより目通りの方が太くなっているのも特徴の一つです。公孫樹には雄株と雌株がありますが、この樹は雄株のため 実はつけません。
千本公孫樹は昭和6年2月20日に現在の市川市域(当時は八幡町)において初めて国指定天然記念物に指定されました。
🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より
🟤ご紹介した御神木(イチョウ)のある場所

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