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【東京・葛飾】こち亀とキャプテン翼が見守る勝利の聖地!亀有香取神社の御神威【パワースポット】

🟤こち亀とキャプテン翼│神社の守り神

推定樹齢不明【クスノキ】
亀有香取神社(東京都葛飾区)

東京都葛飾区亀有に鎮座する亀有香取神社は、単なる古社ではありません。地域に深く根ざした歴史と、現代の文化が見事に融合した、唯一無二のパワースポットです。その創建は、鎌倉時代建治2年(1276年)にまで遡り、下総国一之宮である香取神宮の御分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。かつてこの地は「亀無(かめなし)」と呼ばれていましたが、その名が縁起が悪いとされ、江戸時代に「亀有」へと改められました。古くから亀有村の総鎮守として、地域の人々の信仰を一身に集めてきたこの神社は、御祭神として経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祀り、相殿に武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と岐大神(くなどのおおかみ)を配祀しています。これは、「東国三社」と呼ばれる茨城県の鹿島神宮、息栖神社、そして千葉県の香取神宮の神々をすべてお祀りしていることを意味し、「三社明神」とも称されてきました。

この神社の境内には、かつて「香取の松」と呼ばれる巨木がそびえ、中川を行き交う船頭たちの目印となっていたという歴史も持ちます。その巨松は惜しくも枯死してしまいましたが、現代の亀有香取神社は、新たなシンボルで人々を惹きつけています。その一つが、誰もが知る国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)の主人公、両津勘吉(両さん)の像です。境内には「少年よ、あの星をめざせ!両さん像」が置かれ、子供たちに夢と希望を与える存在として愛されています。また、亀有は『キャプテン翼』の舞台としても知られており、勝利を祈願するサッカーゴールの形をした絵馬掛けには、南葛SCのユニフォームを着た大空翼のイラストが描かれています。さらに、境内には世界一に輝いたパティシエによる洋菓子店「ラ・ローズ・ジャポネ」まであり、神社で美味しいスイーツを楽しむという、新感覚の体験もできます。歴史と伝統に敬意を払いながら、時代に合わせて進化し続けるこの神社は、まさに亀有の文化と信仰の中心。除災招福や足腰健康のご利益でも知られる亀有香取神社。古くからの御神威と、現代のエンターテイメントの力が融合した特別な場所で、心身ともに満たされる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

所在地・アクセス情報
所在地:東京都葛飾区亀有3-42
アクセス:JR常磐線「亀有駅」より徒歩3分

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

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Information

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本のご紹介

日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く / 本田不二雄 (著)

単行本 – 2022/10/27

旅に新しい楽しみや見方を紹介する旅の図鑑シリーズ新刊。日本の全都道府県の、地元で信仰される神木や、歴史ある巨木を紹介。木の歴史や巨木が生まれる背景、人との生活との関わりなど、「木の旅」をテーマに、各地方の巨木・神木を240本以上紹介。また、木・人・旅に関するコラムなどの情報も充実。

(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania

鳥居を抜けて神社の境内に入ると、そこに御神木があった。 全国各地に鎮座する神社の数は、約88,000社以上と言われています。神社の数だけ「御神木」が存在するといっても過言ではないでしょう。 各地に鎮座する、神の宿る「御神木」、その中には、強烈なパワーを感じる樹木や、息を呑むような巨大な樹木が存在しています。 樹齢数百年から、古いものでは、千年、二千年という「御神木」も珍しくありません。 「御神木」には「御神木」となった理由があります。そんな「神の宿り木」となった「御神木」の数々をご紹介します。

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