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【埼玉・さいたま市】武蔵一宮に鎮座する「夫婦楠」〜創建2400年の神威に触れる大宮氷川神社の御神木【パワースポット】

🟤関東最強・夫婦の神宿る【夫婦楠】武蔵一宮氷川神社

推定樹齢400年【夫婦楠】
大宮氷川神社(さいたま市大宮区)

埼玉県さいたま市に鎮座する大宮氷川神社は、関東一円に約280社ある氷川神社の総本社であり、武蔵国一宮を称する格式高い古社です。その創建は今からおよそ2400年前に遡ると伝えられ、「大宮」という地名も、この「大いなる宮居」から名付けられたと言われるほど、地域にとって特別な存在です。この神社の御祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、そして大己貴命(おおなむちのみこと)。出雲神話に登場する三柱の神々で、縁結びや家内安全、商売繁盛など、様々なご利益を授けてくださいます。境内へと続く約2キロメートルにわたる参道は、見事なケヤキ並木が続き、清々しい空気に満ちています。その参道を抜けて本殿へと向かう石畳の右手に、ひときわ存在感を放つ巨木が静かに佇んでいます。これが大宮氷川神社の御神木、「夫婦楠」です。樹齢約400年、幹周り6メートル強、樹高は20メートルを超えるこの夫婦楠は、まっすぐに伸びた主幹が、まるで寄り添うかのように二本並び立つ珍しい姿をしています。その力強い生命力と威厳に満ちた姿は、見る者を圧倒し、畏敬の念を抱かせます。御神木には注連縄が巻かれ、神聖な結界が張られており、神社の長い歴史と神威を今に伝えています。この夫婦楠は、その名の通り、夫婦円満や縁結びの象徴として、多くの参拝者から信仰を集めています。特に、その根元にそっと手を添え、夫婦や家族の安寧を祈願する人々の姿は、この御神木が長年にわたって人々の願いを受け止めてきたことを物語っています。毎年200万人以上が初詣に訪れるという大宮氷川神社。この関東随一のパワースポットで、創建2400年の歴史が育んだ「夫婦楠」の壮大な神威に触れてみませんか。日々の喧騒を忘れ、静かに巨木と向き合うことで、心身ともに清められ、新たな活力が湧いてくることでしょう。

所在地・アクセス情報
所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
アクセス:JR東日本ほか「大宮駅」東口より徒歩約20分
東武野田線(東武アーバンパークライン)「大宮公園駅」または「北大宮駅」より徒歩約10分

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

🟤ご紹介した御神木(夫婦楠)のある場所

Information

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本のご紹介

日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く / 本田不二雄 (著)

単行本 – 2022/10/27

旅に新しい楽しみや見方を紹介する旅の図鑑シリーズ新刊。日本の全都道府県の、地元で信仰される神木や、歴史ある巨木を紹介。木の歴史や巨木が生まれる背景、人との生活との関わりなど、「木の旅」をテーマに、各地方の巨木・神木を240本以上紹介。また、木・人・旅に関するコラムなどの情報も充実。

(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania

鳥居を抜けて神社の境内に入ると、そこに御神木があった。 全国各地に鎮座する神社の数は、約88,000社以上と言われています。神社の数だけ「御神木」が存在するといっても過言ではないでしょう。 各地に鎮座する、神の宿る「御神木」、その中には、強烈なパワーを感じる樹木や、息を呑むような巨大な樹木が存在しています。 樹齢数百年から、古いものでは、千年、二千年という「御神木」も珍しくありません。 「御神木」には「御神木」となった理由があります。そんな「神の宿り木」となった「御神木」の数々をご紹介します。

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