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【島根・雲南市】日本初之宮と和歌発祥の地!須我神社に宿る700年の神木

🟤スサノオノミコト│日本初之宮│須我神社

推定樹齢700年【スギ】
須我神社(島根県雲南市)

日本の歴史を彩る「八岐大蛇(やまたのおろち)伝説」で知られる須佐之男命(すさのおのみこと)。大蛇を退治した後、稲田姫と結ばれた命が「吾が御心清々し」と述べ、宮殿を建てたのが、ここ須我神社です。この場所は、古事記や日本書紀にも記された、「日本初之宮(にほんはつのみや)」であり、須佐之男命が日本最古の和歌を詠んだことから、「和歌発祥の社」とも呼ばれています。この神聖な境内の拝殿両脇には、樹齢700年とも伝えられるスギの御神木が対となってそびえ立っています。その圧倒的な存在感は、創建から時を超えて、この地に変わらず満ちている神威を物語っているかのようです。訪れる人々に清々しい風を感じさせ、須佐之男命がこの地を選んだ理由を肌で感じさせてくれます。須我神社は、主祭神として須佐之男命と稲田姫の夫婦神を祀ることから、夫婦円満、子授かり、安産、そして縁結びにご利益があるとされています。特に、八雲山の中腹にある奥宮は、須佐之男命、稲田姫、そしてその御子神の神霊が鎮まる「夫婦岩」があり、パワースポットとして特に若い女性から人気を集めています。また、須佐之男命は八岐大蛇を退治したことから、諸悪を切り鎮める「悪切の神」としても崇められており、厄除けや開運の御神徳も授けてくれます。境内には「悪切の御守」もあり、人々の様々な願いを受け止めています。古事記に記された神代の昔から、この地の歴史と人々の暮らしを見守り続けてきた須我神社。日本で初めての宮が建てられた場所に立ち、700年の時を刻む御神木の壮大な神秘的な力と、縁結び、そして悪縁を断つ神聖なエネルギーを肌で感じてみませんか。

所在地・アクセス情報
所在地:島根県雲南市大東町須賀260
アクセス:JR出雲大東駅からバスで「須賀」下車
JR松江駅からバスで「須賀」下車
車の場合、松江自動車道「三刀屋木次IC」または山陰自動車道「松江西ランプ」から約30分

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

🟤ご紹介した御神木(スギ)のある場所

Information

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本のご紹介

日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く / 本田不二雄 (著)

単行本 – 2022/10/27

旅に新しい楽しみや見方を紹介する旅の図鑑シリーズ新刊。日本の全都道府県の、地元で信仰される神木や、歴史ある巨木を紹介。木の歴史や巨木が生まれる背景、人との生活との関わりなど、「木の旅」をテーマに、各地方の巨木・神木を240本以上紹介。また、木・人・旅に関するコラムなどの情報も充実。

(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania

鳥居を抜けて神社の境内に入ると、そこに御神木があった。 全国各地に鎮座する神社の数は、約88,000社以上と言われています。神社の数だけ「御神木」が存在するといっても過言ではないでしょう。 各地に鎮座する、神の宿る「御神木」、その中には、強烈なパワーを感じる樹木や、息を呑むような巨大な樹木が存在しています。 樹齢数百年から、古いものでは、千年、二千年という「御神木」も珍しくありません。 「御神木」には「御神木」となった理由があります。そんな「神の宿り木」となった「御神木」の数々をご紹介します。

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