【埼玉・秩父】創健2000年の秩父総鎮守に鎮座する「大銀杏」〜日本三大曳山祭りを見守る御神木
🟤2,000年の神が宿る秩父神社
推定樹齢400年【大銀杏】
秩父神社(埼玉県秩父市)
埼玉県秩父市に鎮座する秩父神社は、2,000年以上の歴史を持つ関東屈指の古社であり、秩父地方の総鎮守として厚い信仰を集めています。その創建は、崇神天皇の時代に知知夫彦命が祖神を祀ったことに始まると伝えられています。
この神社の境内には、樹齢約400年と推定される大銀杏の御神木がそびえ立っています。秩父神社の社紋が銀杏の葉であることからも、この木が古くから特別な存在として崇められてきたことがわかります。しかし、この大銀杏には、一つの試練がありました。昭和41年(1966年)に襲来した台風によって幹が折れ、社殿に大きな被害をもたらしたのです。それでもなお、この巨木は枯れることなく、力強く再生し、今もなお社殿を見守り続けています。幹の中ほどに残る折れた痕跡は、その不屈の生命力を物語る、歴史の証しとなっています。
秩父神社といえば、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並ぶ日本三大曳山祭りの一つ、秩父夜祭が有名です。毎年12月に行われるこの祭では、絢爛豪華な屋台と笠鉾が曳行され、多くの人々で賑わいます。400年もの間、この壮大な祭りの熱狂と人々の祈りを、大銀杏は静かに見守り続けてきました。
境内には、左甚五郎作と伝えられる「子宝・子育ての虎」や「つなぎの龍」などの見事な彫刻も見どころです。これらの彫刻に宿る伝説と、大銀杏が放つ神秘的な力が、秩父神社を唯一無二のパワースポットにしています。
2,000年の歴史を持つ古社と、400年の時を刻んだ御神木。この両方が放つ壮大な神威と、不屈の生命力に触れ、新たな活力を得てみませんか。
🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より
🟤ご紹介した御神木(イチョウ)のある場所

📍所在地:埼玉県秩父市番場町1-3
アクセス:秩父鉄道「秩父駅」より徒歩3分
西武鉄道「西武秩父駅」より徒歩15分
🌳{埼玉県}の{他}の御神木と、👤{埼玉県}の郷土の偉人と。
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