【京都・宇治】世界遺産に佇む300年の御神木!宇治上神社の日本最古建築と清明水
🟤日本最古の神社建築│宇治上神社
推定樹齢300年【ケヤキ】
宇治上神社(京都府宇治市)
京都府宇治市、宇治川の東岸にひっそりと鎮座する宇治上神社は、1994年に平等院とともにユネスコ世界文化遺産に登録されました。国宝の本殿は平安時代後期の1060年頃の建築と推定されており、現存する日本最古の神社建築として、その歴史的な価値は計り知れません。
この神社の由緒の深さを物語るように、境内の右脇には、推定樹齢300年のケヤキの巨木が力強くそびえ立っています。幹周り4.8メートル、樹高27メートルにも及ぶこのケヤキは、宇治市名木百選にも選定されており、宇治上神社の御神木として大切にされています。
このケヤキの左手には、かつて宇治七名水の一つとされた名水「桐原水」が湧き出る建家があります。この桐原水は、宇治七名水の中で唯一枯れることなく残っている名水であり、地元では、このケヤキの豊かな根と生命力が、水脈を護り続けているおかげであると言われています。まさに、巨木が地域の生命線である名水を守るという、神秘的な共生の証です。
御祭神は、学業成就の菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)をはじめ、応神天皇、仁徳天皇という皇族ゆかりの神々。この場所は、宇治川を挟んで平等院の鎮守社として隆盛を極め、その清らかな神威は、今もなお境内全体に満ちています。
日本最古の神社建築を背景に、300年の時を超えて天高く伸びるケヤキの御神木。その壮大なパワースポットのエネルギーと、歴史の重みを肌で感じてみませんか。
🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より
🟤ご紹介した御神木(ケヤキ)のある場所

📍所在地・アクセス情報
所在地:京都府宇治市宇治山田59
アクセス:京阪電車「宇治駅」より東へ徒歩約10分
JR奈良線「宇治駅」より徒歩約15分(平等院経由がおすすめ)
宇治神社(離宮下社)と隣接
🌳{京都府}の{他}の御神木と、👤{京都府}の郷土の偉人と。
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