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番外編│【岡山・後楽園】日本三名園に宿る巨木の神威〜池田綱政が築いた大名庭園のパワースポット

🟤三名園の雄│大名庭園の巨木

岡山後楽園(岡山市北区)

水戸の偕楽園、金沢の兼六園と並ぶ「日本三名園」の一つ、岡山後楽園。
ここは、江戸時代初期に岡山藩主・池田綱政が家臣の津田永忠に命じて築かせた、300年以上の歴史を持つ回遊式大名庭園です。広大な敷地の約6割が芝生に覆われた開放的な景観は、当時の藩主がやすらぎと癒やしを求めた「大いなる宮居(大宮)」として、今もなお訪れる人々に静謐な安らぎを与えています。

後楽園は単なる庭園ではなく、その悠久の歴史を物語るように、園内には築庭当時から生き続ける巨木群が点在しています。

🟢千年級の風格を誇る巨木たち: 園の東側には、幹周り5メートルを超えるクスノキや、由加神社のそばに立つ幹周り5.15メートルのムクノキなど、堂々とした風格を持つ巨樹が鎮座しています。これらの木々は、藩主が愛した風景の一部であり、広大な庭園に生命のエネルギーを注ぎ続けているかのようです。

🟢四季を彩る植生: 園内にはシイノキ、アラカシ、ウバメガシといった暖帯性樹林を基調に、約12,000本もの樹木が植えられています。春の桜や梅林から、秋には100本のカエデが並ぶ「千入(ちしお)の森」が錦を織りなすなど、季節ごとに異なる美しい姿を見せてくれます。

🟢歴代藩主の憩いの場であった延養亭(えんようてい)からの眺望や、水路と池が織りなす優美な景観は、まさに国指定の特別名勝。その壮大なスケールと、深い緑が放つエネルギーは、都会の喧騒を忘れさせてくれる極上のパワースポットです。

広大な芝生の緑と、悠久の時を刻む巨木群が放つ壮大な神威。ぜひ一度、この特別な場所を訪れ、その美しさと、心身を癒すエネルギーを全身で感じてみてください。

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

🟤ご紹介したパワースポットのある場所

Map│場所

📍所在地・アクセス情報
所在地:岡山県岡山市北区後楽園1-5
アクセス:JR「岡山駅」から市内バスで約10~15分
岡山城から徒歩圏内

🌳{岡山県}の{他}の御神木と、👤{岡山県}の郷土の偉人と。

Information

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日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く / 本田不二雄 (著)

単行本 – 2022/10/27

旅に新しい楽しみや見方を紹介する旅の図鑑シリーズ新刊。日本の全都道府県の、地元で信仰される神木や、歴史ある巨木を紹介。木の歴史や巨木が生まれる背景、人との生活との関わりなど、「木の旅」をテーマに、各地方の巨木・神木を240本以上紹介。また、木・人・旅に関するコラムなどの情報も充実。

(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania

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