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【東京】江戸の息吹!将軍家宣が植えた「三百年の松」浜離宮恩賜庭園の龍脈パワースポット

🟤将軍が愛した江戸の龍脈

推定樹齢300年以上【三百年の松】
浜離宮恩賜庭園(東京都中央区)

東京・汐留の高層ビル群の足元に広がる都会のオアシス、浜離宮恩賜庭園。
江戸時代の風水を取り入れて造られたと言われており、龍脈と呼ばれるエネルギーの通り道があるパワースポットとしても知られます。

その庭園の入口近く、大手門を入ってすぐの場所に、約300年以上の歴史を刻み続けてきた威風堂々たる巨木、「三百年の松」が静かに佇んでいます。

この「三百年の松」は、六代将軍・徳川家宣(とくがわいえのぶ)が浜離宮(当時は浜御殿)を改修した1709年頃(宝永年間)に、植えられたと伝わっています。
高さ10m、幹回り4.4m、正面の枝張りは17.7mにも及び、都内で現存するクロマツの中では最大級。
雄大な枝ぶりが、将軍家の威厳と江戸文化の粋を今に伝えます。

風水思想を取り入れて造られたこの庭園は、潮入の池や鴨場など、回遊式庭園として計算し尽くされた景観が特徴です。

徳川家康が江戸入りした頃、この場所は見渡す限りの芦原でした。
将軍の遊びの場、また賓客をもてなす場としても造営された御浜御殿は、明治維新後に皇室の離宮となり名称を「浜離宮」と変え、敗戦を経た1945(昭和20年)に、東京都に下賜されました。

江戸幕府の盛衰、明治維新、そして震災や戦災といった激動の時代を乗り越えてきたクロマツには、幾多の困難に耐え抜いた強い生命力が宿っています。

庭園のシンボルとしての存在感を放つ「三百年の松」。
どの角度から見ても絵になるその姿は、訪れる人々を魅了し、都会の喧騒を忘れさせてくれることでしょう。
高層ビル群との対比、庭園の中で際立つ生命の力強さを感じてください。

所在地・アクセス情報

名称:三百年の松
所在地:東京都中央区浜離宮庭園1-1

アクセス:
<大手門口>
都営地下鉄大江戸線「築地市場」、「汐留」、ゆりかもめ「汐留」(徒歩7分)
JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」(徒歩12分)
 
<中の御門口>
都営地下鉄大江戸線「汐留」(徒歩5分)
JR「浜松町」(徒歩15分)

<水上バス>
東京都観光汽船「浜離宮」水上バス発着場(下船のみ)

<現地説明文>

三百年の松(さんびゃくねんのまつ)
およそ300年前の宝永6年(1709)6代将軍徳川家宣が、この庭園を大改修した(その時から「浜御殿」
と改称された)ときに植えられたと伝えられており、その偉業を表現するような勇姿は昔時をしのばせるもので、都内では最大級の黒松であります。

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

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Information

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(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

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