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【島根・出雲】出雲大社に鎮座する「松の参道」〜400年の時を刻むクロマツ【パワースポット】

🟤縁結びの聖地・400年生きる松│出雲大社

推定樹齢400年【クロマツ】
出雲大社(島根県出雲市)

日本全国の神社を訪れ、その神秘的な御神木に触れてきた私たちは、今回、縁結びの聖地として知られる出雲大社を訪れました。正式には「いずもおおやしろ」と読むこの古社は、国譲りの神話に登場する大国主神(おおくにぬしのかみ)を祀り、日本最古の歴史を誇ります。その神聖な境内へと続く参道は、見事なクロマツの並木道となっています。この松並木は、かつて松江藩主の夫人によって寄進された千本もの松が植えられたのが始まりと伝えられ、その中には、樹齢400年を超える古木も現存しています。環境庁の調査では、樹高35メートル、幹周り4.7メートルにも達する巨大なクロマツが確認されており、その雄大な姿は、数多くの松が松枯れ病で失われた現代において、非常に貴重な存在です。特に、拝殿へと向かう銅の鳥居の手前に立つ、ひときわ大きく枝を広げたクロマツは、多くの参拝者の目を惹きつけます。その力強くうねるような樹形は、日本海からの激しい風雪に耐え抜いてきた証であり、まるで人生の苦難を乗り越え、堂々と生きる姿を体現しているかのようです。出雲大社といえば縁結びですが、その神域の空気を清め、参拝者を優しく迎え入れるクロマツは、まさにこの神社の御神木と呼ぶにふさわしい存在でしょう。この松並木を歩きながら、400年の時を超えて生き続ける生命の息吹に触れることは、訪れる人々に静かな感動と、心の安らぎを与えてくれます。日本最古の歴史を誇る出雲大社の神威と、その参道で人々の縁と人生を見守り続けてきたクロマツの神秘的な力。この両方を感じることができるこの特別なパワースポットで、新たなご縁と活力を授かってみませんか。

所在地・アクセス情報
所在地:島根県出雲市大社町杵築東195
アクセス:一畑電車大社線「出雲大社前駅」より北へ徒歩約5分
山陰道「出雲IC」から車で約15分。出雲大社有料駐車場が利用できます

🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より

🟤ご紹介した御神木(クロマツ)のある場所

Information

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本のご紹介

日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く / 本田不二雄 (著)

単行本 – 2022/10/27

旅に新しい楽しみや見方を紹介する旅の図鑑シリーズ新刊。日本の全都道府県の、地元で信仰される神木や、歴史ある巨木を紹介。木の歴史や巨木が生まれる背景、人との生活との関わりなど、「木の旅」をテーマに、各地方の巨木・神木を240本以上紹介。また、木・人・旅に関するコラムなどの情報も充実。

(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania

鳥居を抜けて神社の境内に入ると、そこに御神木があった。 全国各地に鎮座する神社の数は、約88,000社以上と言われています。神社の数だけ「御神木」が存在するといっても過言ではないでしょう。 各地に鎮座する、神の宿る「御神木」、その中には、強烈なパワーを感じる樹木や、息を呑むような巨大な樹木が存在しています。 樹齢数百年から、古いものでは、千年、二千年という「御神木」も珍しくありません。 「御神木」には「御神木」となった理由があります。そんな「神の宿り木」となった「御神木」の数々をご紹介します。

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