【滋賀・大津】平安京の鬼門に鎮座！日吉大社の桂・梛・龍神杉〜2100年の歴史が育む最強パワースポット

🟤2100年の歴史│日吉大社

【愛染桂】ほか
日吉大社の御神木（滋賀県大津市）

滋賀県大津市、比叡山の麓に鎮座する日吉大社は、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮であり、その創祀はおよそ2100年前に遡る古社です。平安京遷都の際には、都の表鬼門（北東）を護る魔除・災難除の社として、また比叡山延暦寺の護法神として、今日まで厚い崇敬を受けてきました。広大な境内には約40ものお社が点在し、すべての神様を総称して「日吉大神」と呼びます。その神猿（まさる）が「魔が去る」に通じることから、最強の厄除けスポットとしても知られています。日吉大社の境内には、数々の御神木が点在し、それぞれが強大な神威を放っています。特に西本宮の楼門脇に立つ桂の木は、日吉随一の御神木として「愛染桂」と呼ばれ、縁結びのご利益があるとされます。御祭神の大己貴神（おおなむちのかみ）が奈良の大神神社からお越しになった際、携えていた御杖をこの地に挿したところ、桂の木に成長したという由緒を持ちます。また、参拝者を浄化の場へと導く走井祓殿の傍らには、幹が橋の上へとうねるように伸びる龍のような杉の巨木があり、見る者を圧倒する神秘的な力を放っています。東本宮の傍らには、葉が丈夫で夫婦の強い結びつきを象徴する雄梛（おなぎ）と雌梛（めなぎ）が立ち、夫婦円満と家内安全の御神徳を授けています。清らかで澄んだ気が満ちる境内は、まるで地上よりも天に近い別世界のようです。特に八王子山への道や、清らかな湧き水が流れる場所は、訪れる人々の心と体を浄化し、強力な活力を与えてくれる極上のパワースポットです。2100年の歴史と、天台宗の護法神としての複雑な信仰の歴史を持つ日吉大社。ぜひ一度、その壮大な御神域を訪れ、魔除・厄除の強力なエネルギーと、数々の御神木が放つ生命の息吹を全身で感じてみてください。

所在地・アクセス情報
所在地：滋賀県大津市坂本5丁目1-1
アクセス：京阪石山坂本線「坂本比叡山口駅」から徒歩約8分
JR湖西線「比叡山坂本駅」から西へ徒歩約15分
湖西道路「坂本北IC」から車で約5分

💡参拝情報
境内の神猿舎には、神のお使いとされる本物の猿が飼育されています。
独特な山形の鳥居は「山王鳥居」または「合掌鳥居」と呼ばれ、神仏習合の歴史を今に伝える貴重な建築様式です。

🟤ユーチューブちゃんねる｛御神木マニア｝@goshinbokumania　より

🟤ご紹介した御神木（桂）のある場所

日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く / 本田不二雄 (著)

単行本 – 2022/10/27

旅に新しい楽しみや見方を紹介する旅の図鑑シリーズ新刊。日本の全都道府県の、地元で信仰される神木や、歴史ある巨木を紹介。木の歴史や巨木が生まれる背景、人との生活との関わりなど、「木の旅」をテーマに、各地方の巨木・神木を240本以上紹介。また、木・人・旅に関するコラムなどの情報も充実。

(C)【歴史キング】×【御神木マニア】

ユーチューブちゃんねる｛御神木マニア｝@goshinbokumania

鳥居を抜けて神社の境内に入ると、そこに御神木があった。 全国各地に鎮座する神社の数は、約88,000社以上と言われています。神社の数だけ「御神木」が存在するといっても過言ではないでしょう。 各地に鎮座する、神の宿る「御神木」、その中には、強烈なパワーを感じる樹木や、息を呑むような巨大な樹木が存在しています。 樹齢数百年から、古いものでは、千年、二千年という「御神木」も珍しくありません。 「御神木」には「御神木」となった理由があります。そんな「神の宿り木」となった「御神木」の数々をご紹介します。