【京都・東山区】鵺伝説が宿る東の守護神!大将軍神社の800年イチョウと京の魔除け
🟤鵺伝説│京の守護神│大将軍神社東三條社
推定樹齢800年【イチョウ】
大将軍神社東三條社(京都市東山区)
京都市東山区、三条大橋のほど近くに鎮座する大将軍神社(東三條社)は、794年の平安京造営に伴い、桓武天皇が大内裏の鎮護のために都の四方に祀った「大将軍神社」の一つ、東南方角を守護する神社です。この地は京に入る七口の一つ、三条口の要地にあたり、古くから邪霊の侵入を防ぐ、極めて重要な場所とされてきました。
主祭神は、強力な方位神である大将軍神(素戔嗚尊と同一視される)で、厄除け・災難除けに絶大なご利益があります。この神社の境内には、樹齢800年と伝わるイチョウの大樹がそびえ立ち、京都市の区民誇りの木にも指定されています。
この一帯は、かつて関白・藤原兼家の邸宅「東三条殿」があり、鵺(ぬえ)伝説が残る「鵺の森」と呼ばれていました。不気味な声で都を脅かしたとされる怪物「鵺」がこの森から出現し、源頼政によって退治されたという伝説は、この場所が持つ深い神秘性を物語っています。800年の時を見つめてきた大イチョウは、この壮大な歴史と伝説を静かに今に伝えています。
2023年には境内のキツネ像が盗難に遭うという事件がありましたが、神社はすぐに再建され、京の魔除けの要として変わらず力強い神威を放っています。京都屈指のパワースポットとして知られるこの場所で、800年の歴史を刻んだ御神木のエネルギーと、京の都を守護してきた強力な厄除けの力を体感してみませんか。
🟤ユーチューブちゃんねる{御神木マニア}@goshinbokumania より
🟤ご紹介した御神木(イチョウ)のある場所

📍所在地・アクセス情報
所在地:京都市東山区三条大橋東三丁目下る長光町640
アクセス:京阪電車「三条駅」より東へ徒歩約5分
🌳{京都府}の{他}の御神木と、👤{京都府}の郷土の偉人と。
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